カスタマイズEC-CUBEプラグイン導入時の
利便性と注意点
日本製オープンソースのECサイト構築パッケージであるEC-CUBEでは、ECサイトを店舗独自にカスタマイズできるプラグインが提供されています。
EC-CUBEのプラグインは店舗が導入したいサービスがECサイトに簡単に実装できて便利な反面、注意したい要素もあります。
ここではEC-CUBEプラグインの利便性と、インストール時の注意点についてご紹介します。
EC-CUBEプラグインとは
EC-CUBEで提供されているプラグインはEC-CUBEのオーナーズストアから確認できます。
EC-CUBEプラグインは無料のプラグインと有料のプラグインが存在しており、ECサイトを目的に合わせてカスタマイズできる非常に便利なサービスです。
ECサイト運営に欠かせない配送関連のプラグインや、会員ランクに応じたサービスを提供できるプラグインなどは特に人気が高く、EC-CUBEをカスタマイズする際によく使用されています。
EC-CUBEはプラグインを使用すればEC-CUBE本体のソースコードを変更せずにカスタマイズできるため、バージョンアップを考慮すると
プラグイン形式で構築する方法がおすすめです。
EC-CUBEのバージョンアップについてはこちらの記事をご参考ください!
EC-CUBEプラグインを導入するには?
まずはEC-CUBEの管理画面にログインし、オーナーズストアから導入したいプラグインを購入します。
購入後にオーナーズストアから認証キー設定をおこないます。
認証キーを登録することで、購入したプラグインがオーナーズストアのプラグイン一覧に表示されるので、そこからインストールをおこないます。
インストール後にプラグインを有効化することで機能が利用できるようになります。
プラグインをインストールする際の注意点
EC-CUBEのプラグインをインストールする際、様々な理由でエラーが起こる場合があります。
インストール後の動作確認でエラーが発覚し、エラーを解消しようとすると「エラーの原因がどこにあるのか?」を切り分けて考える必要があるため、エラーを未然に回避するための注意点をお伝えします。
プラグインの対応バージョンを確認する
EC-CUBEのプラグインにはEC-CUBE本体と同様に2系、3系、4系などの対応バージョンがあります。
そのため、EC-CUBE本体のバージョンとプラグインのバージョンが異っている場合はインストールができません。
仮にインストールはできたとしても、インストール後にプラグインを有効化することでエラーとなる可能性があります。
EC-CUBEのプラグインを購入する際は、ECサイトで使用しているEC-CUBE本体のバージョンを必ず確認し、対応しているバージョンのプラグインを購入しましょう!
インストールする前にテスト環境で動作確認をおこなう
本番環境と同等のテスト環境がある場合には、EC-CUBEのプラグインをまずテスト環境にインストールし、動作確認をおこないましょう。
テスト環境での動作に問題がないことが確認できてから本番環境にインストールすることでEC-CUBEの本番環境でのエラーを未然に防ぐことができます。
インストールはメンテナンスモードでおこなう
EC-CUBEのプラグインを通常モードのままインストールすると、キャッシュ関連の問題によるエラーが起こる可能性があります。
EC-CUBE4.0.1以降、管理画面からメンテナンスモードの設定がおこなえるようになったため、EC-CUBEのプラグインのインストールをおこなう際はメンテナンスモードを有効化し、メンテナンスモードに切り替えてからインストールするようにしましょう!
インストール後にエラーが起こったら?
ECサイトで使用しているEC-CUBE本体のバージョンに合ったプラグインを購入し、メンテナンスモードに切り替えてからインストールしても、プラグインが動作しなくなったりエラーが起こってしまうことがあります。
起こりやすいエラーの1つとして、プラグインの競合が考えられます。
競合とはプラグイン同士が干渉しあうことを指します。
EC-CUBEには豊富なプラグインが存在するため、目的に合わせて複数のプラグインをインストールしてECサイトをカスタマイズするケースがほとんどですが、プラグインの組み合わせによっては競合が起こり、競合しあったプラグインがスムーズに動作しなくなることがあります。
プラグインの競合によるエラーの解決策
既に複数のプラグインをインストールしている状態で新たなプラグインをインストールしたらプラグインがスムーズに動作しなくなった場合は、プラグインの競合の可能性が高いです。
新たにインストールしたプラグインと競合しているのは既存のどのプラグインなのかを調査するために、以下の方法を試してみましょう。
既存のプラグインを全て無効化する
既存のプラグインをEC-CUBEの管理画面から一旦全て無効化します。
プラグインを1つずつ有効化して動作確認することで、どのプラグインが競合しているのかを調査します。
プラグインを全て削除する
プラグインの無効化をおこなっても競合しているプラグインが判明しない場合や動作確認時にエラーが解消しない場合は、新たにインストールしたプラグインを含めた全てのプラグインをEC-CUBEの管理画面から削除します。
再度インストールすることでプラグインの競合によるエラーが解消する場合がありますが、うまく動作しない場合やエラーが解消しない場合はプラグインの競合以外の可能性も視野に入れましょう!
またプラグインを削除する場合は、保持していたデータが削除されることもあるため注意が必要です。
プラグインの競合ではなくキャッシュによるエラーの可能性
プラグインの競合ではない場合、インストールをおこなうプロセスの途中終了により壊れたキャッシュが残ってしまうことでエラーとなっている可能性があります。
キャッシュファイルを削除することで新たなキャッシュファイルが生成されるため、エラーが解消することがあります。
プラグインの競合ではなくバグの可能性も!?
プラグインを初めてインストールした際にプラグインがスムーズに動作しない場合は、プラグインの競合ではなくプラグイン自体のバグの可能性も考えられます
そのような場合はプラグインの開発元に連絡し、サポートを依頼しましょう。
その際には動作確認時の挙動などを詳細に伝えましょう。
サポートが期待できそうにない場合はEC-CUBEをベースに数多くのECサイトを構築・カスタマイズした実績のあるシステム制作会社(開発ベンダー)に依頼することをおすすめします。
EC-CUBEの開発ベンダーとは?
EC-CUBEの開発ベンダーはインテグレートパートナーと呼ばれています。
EC-CUBEの開発元である株式会社イーシーキューブがインテグレートパートナーを認定し、活動や実績によりランク付けをしています。
インテグレートパートナーに認定されている制作会社に依頼することで、その店舗ごとに最適なECサイトを構築することができます。

弊社はEC-CUBE公認の
インテグレートパートナーですデザインテンプレート制作から大規模な基幹システム連携まで豊富な実績があり、2016年には「EC-CUBE プラグインアワード 3.0」優秀賞を受賞いたしました。
イーツー・インフォはEC-CUBE公式インテグレートパートナーです。
開発元が認める開発力と、長年培った豊富なノウハウでEC-CUBEを自由にカスタマイズし、様々な業種・業態・規模の売れるECサイトを構築します。
イーツー・インフォの守備範囲
イーツー・インフォでは、人気プラグインだけでは解決できないお困りごとを解決するためにプラグインをカスタマイズしたり、ゼロから独自のプラグインを作ることも可能です。
機能や管理画面のカスタマイズ、外部システム連携もお任せください。
カスタマイズをおこなう際はEC-CUBEのバージョンアップ対応に備えて、可能な限りEC-CUBE本体のカスタマイズを避け、プラグイン形式での開発をご提案しておりますので、将来的にも安心です。
EC-CUBEプラグインのカスタマイズにかかる時間や費用は?
EC-CUBEをカスタマイズしたいけれど、どのプラグインを使えばいいか分からない、何から手を付けたらいいか分からない、費用も気になる、などの理由から諦めている方もいるかもしれません。
イーツー・インフォには初期のEC-CUBEから15年以上のカスタマイズ経験があります。基本機能を最大限に活用し、最低限のカスタマイズで短納期・低予算を実現します。(費用は300万円~の案件が多いです)

EC-CUBEプラグインのカスタマイズに関するお問い合わせはこちら
イーツー・インフォが得意としているのは、ECサイト運用管理者の様々なお悩みを多くのカスタマイズ経験から解決することです。EC-CUBEのカスタマイズに関するあらゆるご相談にお応えします。
また、自社開発や他のシステム会社で構築・カスタマイズしたシステムのリプレイスのご相談も承ります。
「技術力が低い」「仕様書など開発ドキュメントがない」「社内のリソースが足りない」など理由は様々ですが、リプレイスの案件の方が多いくらい守備範囲が広いのもイーツー・インフォの特徴です。
まずはお気軽にお問い合わせください。
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